さつまいもの試し掘り

野菜

さつまいもの初めての収穫を行いました。

5月11日に植えつけた紅はるか。元肥も追肥もあげていませんが赤いツルを縦横無尽に伸ばして青々とした葉っぱをつけています。この葉とツルは茹でてお浸しにして人間でも食べることができますし、虫たちにとってごちそうのようで、葉っぱを穴だらけにされることもしばしば。それでもいつの間にか復活させて、畑を覆い尽くさんばかりに広がっていきます。

さつまいもの領土的野心、強めです。

夏の間は放任で育てていましたが、さつまいもが実を急激に太らせはじめる9月はじめに、ツル返しを行いました。この時期までは、ツルの節々から伸ばした根っこからも栄養を吸収してもらった方がいいかなと思います。新しい品種ではツル返しは不要との記述も見かけますし、絶対こうした方が良いということではないようです。

さて、栽培期間も130日に達しましたので、試しに一株収穫してみます。

もし未熟だったら埋め戻したいので、ツルは切らずに根本から手繰り寄せて邪魔にならないようにまとめておきます。

周りをスコップで少し掘ったら、あとは手を使って慎重に探っていきます。一つ目のおいもに手が触れました。十分な大きさがありそうなので、ツルを持って株ごと引きぬいていきます。

大きなおいもが二つ、小さなおいもが一つでした!

(その日の他の収穫と一緒に。紅はるからしい、きれいな赤い色をしています)

ところで、たったの3個?と不思議に思われたかと想像するのですが、それは植え付け時に、数は少ないけれど大きなさつまいもが収穫できるように、2〜3節しか埋めない斜め植え(ほぼ垂直)で植えたので、狙い通りの出来です。しかしこうして無事に収穫までこぎつけてみると、人間欲が出て、水平植えにしてみればよかったのに、とか思ってしまうものですね。来年は半分は斜め植え、半分は水平植えにして比較してみるのも面白いかもしれません。

収穫したものの他に、おいもになりかけの未熟なものが二つ連なっていたので、10月11月には大きくなり、1株4〜5個の収穫になるのではないかと予想しています。

それまで、1週間に1株ずつくらい収穫して、食べたり追熟させたりしつつ、楽しんで育てていきたいと思います。