滝のように雨を落とした昨日から一変して、涼やかな風が吹き空の高いところにうろこ雲が流れ、野にはアキアカネが飛び交っています。秋分ですね。
朝のひんやりとした空気で目が覚める、いい季節になりました。

おはぎを作りました。お重のうちの1段なのですが、お正月以外眠らせておくだけというのももったいなく思い、お手入れもかねて詰めてみました。どこへ出かけるわけでもないですが、行楽のような楽しげな雰囲気に、なんとなく心が弾みます。1つ80gのおはぎが9個でちょうど良いようです。
あんこつながりで、丘の上の畑の様子を見に出てみました。ここでは、今年は実験的に小豆を育てています。
本当は丹波大納言か備中大納言を育てたかったのですが、種まきの時期までに手に入れることができず、あんこを炊こうと買っていた北海道の大納言小豆がちょうどあったので、試しに30粒程まいてみたのでした。
あまり期待はしていなかったのですが、あくる日の雨上がりの朝のぞいてみると、3分の2程も発芽していたので、そのまま育て続けています。

秋あずきと呼ばれる丹波大納言や備中大納言は短日植物で、日の短くなるのを感じて花をつけるのに対して、北海道の大納言は夏あずきで、積算温度が一定数を越えると花をつけます。これを中間地で育てると十分に株が成長する前に積算温度が達して花をつけてしまうので、収量が少なくなるそうです。
その上、連日35度を越えるこの厳しい残暑ですから、生育が今ひとつの様子。ですが枯れることなく、踏ん張ってくれています。
少ないとしてもなんとか収穫までこぎつけて、来年の春分の日には育てた小豆でぼたもちが作れたら素敵だなと夢想しています。

涼しくなって、ちょっと人恋しくなってきたりしたのかな?
お布団に入ってきたり、いつもより少しあまちゃんなムーちゃんです。