庭の振りかえり③

お花

SAKUの庭二年目は、ようやく庭がすきな植物を植えられる状態になったのが嬉しくて、いろんな野菜の種をまきはじめた年でした。

人や本やブログからどんどん知識を吸収したら、心配していたのが嘘みたいに多くの野菜がすくすくと育ったし、想像していたよりもずっと楽しくて。

でも、どんどん充実していく菜園に比べたら、花壇はまばらに感じるようになってきたのでした。

まず思いつくのは、もっとたくさんの花苗を買ってきて植えることですが、田舎らしくちょっと広い庭のために、花がたくさんあるという印象にするには大量の花苗が、ひいてはたくさんのお金がかかります。それもシーズン毎に。

今すぐきれいな庭にしたいならそれが一番ですが、私はとくに急いでもいません。お金をかけずに時間をかけて、のんびり少しずつ、理想の景色を作りたい。はっきりそう決めたのはこの頃でした。

そうしてSAKUの庭三年目は、何が上手くいくかもわからないから、とりあえず色んな花の種をたくさんまいてみることにしました。

ネモフィラ、パンジー、かすみ草、ストック、チャイブ、マロウ、ルコウソウ、ヤグルマギク、ダリア……他にもたくさん、だめで元々と思い、とにかくたくさんの種をまきまくりました。

なかでも上手くいったのはネモフィラとパンジーでした。

種から育てても簡単な管理でたくさんの花をつけてくれて、群生させるとそれだけで景色を作ってくれます。

松田行弘さんの本を読んで以来憧れていたチューリップアンジェリケ、それとネモフィラの作りだす景色を実際に見ることができた時には、本当に満たされた気持ちになりました。

同時に進めたのは、もともと庭に育っていた植物の中から気に入ったものを残して、植えかえて集約していくことでした。

水仙、アヤメ、イフェイオンです。園芸品種のように華やかではなくて凡庸かもしれませんが、集めると見事な景色を作ってくれます。

こうして、昔に心を遊ばせた空想の庭の一端を見せてくれた三年目の庭なのでした。

が……

実は少し嘘をついています^_^;

正確には、嘘はついてないけど、本当の姿でもない……というところ💦

だって、写真はアップで写して、微妙な部分は切り取ればいいのですが、引きで写すとこんな感じ

まばらに植えるよりもぎゅっとまとめて植えた方が見栄えがすると思ったので、集約した結果、何も植っていない場所がまだまだ多くて。これでは、花であふれる庭という印象にはなりません。

むしろぜんぜんスカスカ庭💦

理想を現実の世界で実現することはできるということを、部分的には見せてくれた三年目の庭ですが、花と緑でいっぱいの庭にはまだまだ遠いのでした。

ちょっと広い庭をあまりお金をかけずに花であふれる庭にするにはいったい何年かかるのか…?

四年目に続きます。

ここまで読んでくださってありがとうございます!